横浜シティ・フィルハーモニックは1980年に設立された、完全自主運営のアマチュアオーケストラです。年間の活動は、年2回の定期演奏会が中心です。いままでに古典派からロマン派、近代までいろいろな曲を演奏してきましたが、大編成ではベートーヴェンの「第九」、ショスタコーヴィッチの交響曲第5番「革命」、少し変わったところではヴェルディの「椿姫ハイライト」やヴィラ・ロボスの「ギター協奏曲」、マーラーの交響詩「葬礼」などに取り組みました。一般によく知られた曲だけを取り上げているのではないことが選曲の特徴の1つです。定期演奏会のプログラムには、最低一曲は古典派の曲を組み入れるようにしており、いわゆる大曲だけを志向したオケではありません。

 メンバーは20〜40代の社会人と大学生からなっており、比較的若い顔ぶれのオーケストラです。メンバーは全員がアマチュアで、現在団員総数は約70名ほどです。出身オケは様々で、例を挙げると、早稲田大学交響楽団、京都大学音楽部交響楽団、筑波大学管弦楽団、神戸大学交響楽団、信州大学交響楽団、北海道大学水産学部交響楽団、慶応義塾ワグネルソサイエティオーケストラ、慶應義塾アイン・クライネス・オーケストラ、上智大学管弦楽団、法政大学交響楽団、東京都立大学管弦楽団、成城大学レストロ・アルモニコ管弦楽団、武蔵大学管弦楽団、東洋大学管弦楽団、桜美林オーケストラ、北里大学交響楽団、同志社交響楽団、立命館大学交響楽団など、偏りがありません。オーケストラの活動以外にも横浜港花火大会やアンサンブル、スキー、家族をつれて花見などを誰かが企画するというような家庭的な雰囲気もあります。

 演奏会は、会場としては「鎌倉芸術館」が多く、「神奈川県立音楽堂」や「大田区民ホールアプリコ」「横浜みなとみらいホール」なども利用しています。演奏会は祝日や土曜日、日曜日になるように会場を確保しています。

 練習指導は、分奏については弦が中西利通氏(東京都響Cb)東海千浪氏、管は福島正和氏と塚田聡志氏にお願いしています。毎週日曜日午後に、横浜青年館を中心に練習を行っており、練習パターンはだいたい合奏が月2回、分奏が月2回くらいになっています。臨時で日曜日午前などに分奏やパート練習が入ることがあります。横浜市南区の横浜青年館(市営地下鉄吉野町下車5分)が活動拠点となっており、ここには練習部屋以外に楽器庫があります。

 練習が終わると、団員の一部(といっても10人以上はざら)は横浜近辺の飲み屋へ繰り出し、ビールなどを飲みながら音楽談義に花が咲いたりします。こういった気さくな雰囲気ですが、音楽が好きなメンバーの集まりですから、常に向上心を持ち、よりよい音楽を目指そうという心意気は他オケに負けません。